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和食の食材が欧州のシェフ達に影響を与えている。

1月25日から27日まで、マドリードで開催されたグルメの祭典「マドリード・フシオン (Madrid Fusión)」。
食に関する業界人が集まるこの展示会で、昨年に引き続き今年も日本政府のブースが出展され、訪問客に対して様々な和食の食材や日本酒、和包丁等が紹介された。

今回日本ブースを率いたのはフードコーディネイターの結城摂子氏。
ブース内に設置されたオープンキッチンでは、和牛やいろいろな日本食材を使った料理がひっきりなしに供され、試食を楽しむ訪問客が絶えることがない。

今回のマドリード・フシオンでは、日本の高糖度なトマトとそれに合う黒にんにくドレッシング、スペインの有名シェフ、フェラン・アドリア氏が世界に紹介して注目を浴びている柚子、最上級の昆布、彫刻を施すことや、器を作ることもできる新しいタイプの寒天、こんにゃくライス、ふわふわな食感で雪のような塩など、様々な和食食材が意欲的に紹介されていた。

これに反応したのは、スペインで欧州の最先端を行く創造的な料理を担っている有名シェフ達。
2013年にスペイン人料理人のなかでは最多となるミシュランの7つの星を獲得したマルティン・ベラサテギ・シェフ、2012年に「世界のベストレストラン50」のランキングで世界最高の女性シェフに輝いたエレナ・アルザック・シェフをはじめとする多くの料理人達が、新しい日本の素材をもとめて日本ブースを訪れ、各食材を試食し熱心に説明を聞いていた。

2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてから、今までにもまして注目を浴びている日本の食材。海外の和食レストランの料理人ばかりではなく、欧州で創造性あふれる新しい料理を目指している多くの料理人達が和食に注目しており、日本の食材や日本酒も今後欧州での市場の拡大が期待できそうだ。


 

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