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マドリードにて1月22日から26日にかけて開催された世界最大規模の国際観光展示会FITUR2020。今回のFITURは、前年比5%増で過去最高となる総計255,000人の訪問客を記録し、盛況のうちにその幕を閉じた。今年は140ヶ国からの15万人以上の業界関係者をはじめ、165の国や地方より918の展示業者、11,040社が参加し、スペイン国外からの来訪者は56%を記録した。主催者側の発表によれば、今年のFITURはマドリードに対し3億3300万ユーロの経済効果を与えた。
 
昨年同様、JNTOによる日本ブース、東京都によるTOKYOブースが設置された今年のFITURだが、日本ブースでは、着物の着付けデモや着物ファッションショー、日本酒セミナー、少林寺拳法、書道、墨絵デモ、絵馬ワークショップ、忍者とのフォトセッションなど様々な形で日本文化が紹介され、来訪者の注目を集めていた。またブースのレセプションでは日本各地の最新の観光情報が提供され、ブース内に設けられた商談スペースでは、各企業や日本の地方自治体の説明員に対して訪問客が活発に質問をぶつけていた。
 
会期中、バレンシアの火祭りFallas (ファージャス) を代表する民族衣装をまとった女性グループFalleras (ファジェラス) の一団が日本ブースを訪問し、着物の日本女性たちと一緒に舞台を盛り上げる場面もあった。日本とスペインの文化交流を象徴するひと時であったと言えるだろう。

 
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