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直木賞作家・角田光代が全力を注いで書き上げた、心ゆさぶる傑作長編。

 

 
不倫相手の赤ん坊を誘拐し、東京から名古屋、小豆島へ、女たちにかくまわれながら逃亡生活を送る希和子と、その娘として育てられた薫。偽りの母子の逃亡生活に光はさすのか、そして、薫のその後は。
極限の母性を描く、ノンストップ・サスペンス。第2回中央公論文芸賞を受賞した同作品がスペイン語訳されて10月より発売。

「八日目の蝉」はスペイン語で発売される角田光代作の最初の作品となる。この作品を出版したGalaxia Gutenbergが、角田作の第132回直木三十五賞受賞作である「対岸の彼女」も近々出版の予定。

現在開催中の第7回ヘタフェ・ネグロ推理小説文学祭にて、25日、26日に開催されるいくつかのイベントに招待国日本を代表して角田光代が参加する。
ヘタフェ・ネグロ:イベントの詳細はこちらをご覧ください。

 

 
oct2014_mitsuyokakuta角田 光代


1967(昭和42)年神奈川県生れ。魚座。早稲田大学第一文学部卒業。
1990(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年「ロック母」で川端康成文学賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞を受賞。
著書に『真昼の花』『キッドナップ・ツアー』『人生ベストテン』『おやすみ、こわい夢を見ないように』『ドラママチ』『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』『空の拳』『私のなかの彼女』『平凡』など多数。

角田光代 Blog:http://kakuta.kadokawa.co.jp/

 

 
oct2014_La cigarra del octavo día「八日目の蝉」スペイン語タイトル“La cigarra del octavo día”


Galaxia Nova コレクション
ISBN: 978-84-16072-44-6 240 pp. | 18 €
発行日:2014-10-08
Ebook 版あり

Galaxia Gutenberg