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日本の刀剣とその製作プロセスに関する講演会
 

 
日本刀を作る職人、刀匠 安藤祐介氏 (刀鍛冶 広康) による講演会『備前長船日本刀:数世紀にわたる伝統と芸術 (Las Espadas Japonesas Bizen Osafune: Siglos de Tradición y Arte)』が、10月23日Casa Asia Barcelonaにて開催される。
 
日本の刀は侍たちの武器として世界的に有名となっているが、今日では日本刀は武器としてその機能を終え、神秘的な美しさや貴重な伝統芸術品として国内外で高く評価され賞賛されている。
 
備前邑久郡 (おくぐん) 長船村 (現岡山県瀬戸内市長船町長船) は、多くの偉大な師匠が誕生した歴史から、日本刀生産において長く豊かな歴史がある地域。
国宝や文化財に指定されている日本刀の半分近くがこの地域のものであるため、「日本刀発祥の地」として知られ、古来より刀の生産地として有名であった。
長船町にある、刀剣を展示している備前長船刀剣博物館 (びぜんおさふねとうけんはくぶつかん) では、歴史ある貴重な日本刀が展示されている他、伝統美術工芸の技を受け継ぐ職方が刀を作る工房が一般公開されている国内でも珍しい博物館として、その歴史を次世代に伝えている。
 
今回の講演会では、博物館でもその技を披露している刀匠 安藤祐介氏 (刀鍛冶 広康) と瀬戸内市国際交流員のディラード・ソフィー氏によって、Casa Asia Barcelonaにて開催される。両氏は欧州イギリス・イタリア・スペイン3ヶ国にて日本刀に関するイベントを開催。
 
スペインでの講演会は2部構成されており、第1部では武士と刀の間にある神聖な絆や、日本刀の芸術的な製作プロセスについて、ビデオや素材、道具のデモンストレーションを交えながら、それがなぜ今日では美術品と考えられるのかを説明する。
第2部では、日本刀が今日ではどのように使うことができるのかをデモンストレーションする。
 
現在日本には約180人しかいないと言われる刀工の一人からお話を伺える、貴重な機会となる。

 

講演会『備前長船日本刀:数世紀にわたる伝統と芸術』
 
開催日時:2018年10月23日 (火) 19:00〜20:30h
会場:Casa Asia Barcelona
住所:Pabellón de Sant Manuel, Sant Antoni Maria Claret, 167, 08025 Barcelona
 
備前長船刀剣博物館
〒701-4271 瀬戸内市長船町長船966番地
公式サイト