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こちらのイベントは終了しました。

 
キリスト教布教と貿易振興のため、16世紀に多くのスペイン人やポルトガル人が日本を訪れた。
当時日本で「南蛮人」と呼ばれた彼らは、日本の漆器に魅了され、それらを自国で販売するため、ヨーロッパの生活様式に合わせた漆器を職人たちに製作させた。

こうして作られ、マニラやメキシコなどを経由してヨーロッパに持ち込まれた輸出用の漆器は「南蛮漆器」と呼ばれ、金粉がふんだんに使われていることや、貝がはめ込まれていることがその特徴となっている。

 
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フランシスコ・ザビエルの出身地であり、イエズス会が結成された場所でもあるスペインのナバーラには、日本製の南蛮漆器が数多く保存されている。ナバーラ美術館で行われている今回の展示会では、大聖堂や修道院の調度品や飾り箱などをはじめとする14の作品を鑑賞することができる。

この展覧会は以下の6つの章によって構成されており、スペイン語、バスク語、英語にて解説がなされている。
1. 南蛮時代
2. 南蛮漆器
3. 漆を用いて作られた日本漆器
4. 南蛮芸術の影響を受けた新大陸での芸術
5. 新大陸を通して日本からナバーラに持ち込まれた作品たち
6. 作品の保存と修復

 
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インフォメーション


日時:2016年2月28日まで
   火~土 10:00~14:00 または17:00~19:00 日曜11:00~14:00
場所:Museo de Navarra
住所: C/ Santo Domingo, 47 31001 Pamplona
電話: 848 426492 / 848 426493

入場無料

ウェブサイト:http://www.navarra.es/