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未だかつて実現しなかったラテンジャズと日本のピアノが世界初のセッション

 
グラミー賞9度受賞のラテンジャズ創始者ピアニスト、キューバ人の巨匠チューチョ・バルデスと、日本人ピアニスト川上ミネによる2台のピアノが共演するコンサート『MINE & CHUCHO』が、12月1日マドリード王立劇場にて開催される。
 
2004年にキューバ・ハバナ市のアマデオ・ロルダン劇場にて共演して以来、二人は交流を続けてきた。
そして2018年、パーカッションのように激しく躍動的なリズムのアフロ・キューバのラテンジャズピアニストと、独特な旋律と色彩豊かな和の音色を持つ日本的ピアノが、世界最高峰の檜舞台マドリード王立劇場にて、世界で初めて融合する。
当コンサートのために書き下ろした新曲を含め、川上ミネとチューチョ・バルデスのオリジナル曲を演奏。

 

チューチョ・バルデスの音楽に出会ったのは25年ほど前のこと。
以来、苦しい時も辛い時も、彼の音に励まされながらピアノを続けて生きて来ました。
チューチョ・バルデスの音楽は、私にとって世界で最も喜びと希望に満ちた爆発的な生命エネルギーを持った音楽です。
 
身長約190センチ。手のサイズは私の倍以上。グラミー賞を9回も受賞し、肉体的にも音楽的にも超人的ピアニストに小さい私が挑むのは不可能な夢だと長年思って来ましたが、ある日、私の演奏を聴いた彼からこんなことを言われました。そのチューチョの言葉が私の心を固めました。
 
「ミネの音楽には私が持ち合わせない種類の音、空気の色彩感がある。大地・土の鼓動=リズムはアフリカの血を引く私が奏でる。空・光・風・水の音は色彩の感性を持つ日本人のミネが奏でる。二人が揃えば完璧な地球のハーモニーが生まれるのではないか。」

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未だかつて日本人がソロ演奏者として上がることのなかった、世界最高峰の檜舞台マドリード王立劇場で、日本人が音楽の世界の頂点を目指して挑む舞台『MINE & CHUCHO』。
この挑戦を一人でも多くの日本の方に知ってもらうことができたら、そしてこの演奏会を通して元気と喜びを伝えることができたら、これほど幸せなことはありません。

− 川上ミネ
 

 
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チューチョ・バルデス / CHUCHO VALDÉS


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「世界最強のピアニスト」と呼ばれ、グラミー賞を9回受賞するラテンジャズの創設者の一人。1941年キューバ・南ハバナのキビカン生まれ。77才。
「神の手を持つ」といわれる超絶技巧からラテン特有の躍動感あるリズム、クラシックの基礎も取り入れた繊細かつ情熱的なメロディなど、ピアニストとして世界の頂点に立つ。父はピアニストのベボ・バルデス、母が歌手という音楽一家に生まれる。3歳から父にピアノを習い10代でプロのピアニストになる。1967年オルケスタ・クバーナ・デ・ムジカ・モデルナ (キューバ現代音楽楽団) を結成、創作で高い評価を受ける。’73年この楽団を母体に “イラケレ” を結成、キューバのジャズフュージョン界に新風を吹き込む。’79年アルバム「Irakere」でグラミー賞最優秀ラテン・アルバム賞を受賞。’93年ブルー・ノート・レコードと契約を交わし自己名義のアルバム「ソロ・ピアノ」を発表。’90年代後半からソロ活動にも力を入れ、’99年自身のアルバム「ライブ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード」でグラミー最優秀ラテン・ジャズ・アルバム賞を獲得。2003年イラケレ結成30周年にあたり、代表曲を録音し直した新作「30周年」を制作。2008年父と初めてのピアノ・デュオ作品「フントス・パラ・シエンプレ」を発表し、父子でヨーロッパをツアー。他のアルバムに「オバタラ」など。ハバナの音楽学校で後進の指導にもあたる。キューバの至宝的音楽家。

Youtube:Chucho Valdes / CHUCHO VALDES TANGO JIM2015 1280×720
 

 
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川上ミネ / MINE KAWAKAMI


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ピアニスト・作曲家。愛知県長久手市出身。愛知県立明和高等学校音楽家卒業、ミュンヘン国立音楽大学ピアノ科卒業、マドリード王立音楽大学院ピアノ科卒業。
京都とスペイン・マドリードを拠点に作曲および演奏活動を行う。2007年スペインでメジャーデビュー。トークを交えた独特のコンサートスタイルに人気があり、スペイン、中南米諸国では若者から大人まで明確に理解できる愉快な演奏スタイルを持つピアニストとして知られる。自然や歴史など様々なソースから着想を得て作曲をする。クラシック音楽の奏法をベースとし、日本的な感性とラテン音楽のリズムを融合した独特の音楽である。キューバの国立音楽学校でも特別講師として務めた。クラシック音楽を礎とする確実なテクニック、自由で明るい激しいラテン音楽のリズム感と即興、瞑想と眠りを目的としたヒーリング音楽など、幅広い演奏作曲手法を持ち、ピアノを自由自在に操る演奏を特徴とする。2005年愛知万博のマスコットキャラクター「モリゾーとキッコロ」の音楽を制作。テレビ・ラジオ・企業のテーマ曲、挿入曲、イメージソング等の音楽制作を多数行う。
2005年より世界遺産、京都・清水寺舞台で毎年秋にリサイタルを開催。アーティストとして唯一、毎年連続清水寺舞台で演奏会をしている。2013年6月11日マドリード王立劇場開催「日本スペイン交流400年開幕記念音楽会」の芸術監督を務め、公式曲を作曲、編曲、指揮、演奏。スペインを訪問された皇太子徳仁親王、スペイン国王フェリペ6世とレティシア王妃が音楽会に臨席した。コンサートの模様はNHK総合テレビ、スペイン国営放送にて全国放送されている。2014年にはマドリード王立劇場開催「日本スペイン交流400年閉幕記念演奏会」で芸術監督、作曲、演奏、指揮を行う。

Youtube:Oficina Musical de Mine Kawakami / Mine Kawakami. “ESPÍRITU”
 

 

ピアノリサイタル『MINE & CHUCHO』

 
開催日時:2018年12月1日 (土) 20:00h
会場:マドリード王立劇場 メインホール (Teatro Real, Sala Principal)
住所:Plaza de Isabel II, s/n, 28013 Madrid
 
チケットの購入
✅ 王立劇場入場チケット窓口:月〜金 10:00-14:00 / 16:00-20:00
✅ 電話受付:902 244 848 月〜金 10:00-14:00 / 16:00-20:00 *手数料:1.55ユーロ
✅ インターネット受付:王立劇場公式サイト *手数料:2.60ユーロ