日本とスペインを結ぶ太鼓の響き、マドリードの「西和太鼓」

日本を代表する伝統文化のひとつ、和太鼓。その和太鼓の演奏と関連文化の普及活動を継続的に行っているスペイン人と日本人からなるグループがマドリードに存在する。

その名も「西和太鼓」。
スペインを表す「西」と、日本を表す「和」を組み合わせて命名された。

西和太鼓は2009年にイサベル・ロメオと馬越清子の両氏が設立し、翌年池ノ谷岩夫氏、貴志栄子氏、貴志彩子氏、モニカ・ベディア氏が参加。

その後、日本の有名な和太鼓奏者である八丈島楽鼓会の浅沼宏雄氏、和太鼓兄弟ユニット「は・や・と」の金刺敬大氏、ロス・アンジェルス太鼓インスティテュートの加藤雄太氏、太鼓芸能集団「鼓童」の小島千絵子氏、小田洋介氏、炎太鼓他の指導を受け、その技に磨きをかけた。

日本文化を愛するグループの各メンバーは、書道、生花、茶道、着付け、日本舞踊にも長けている他、それぞれが演技、舞踏、マーシャルアーツ、声楽、音楽療法、心理学他の専門家で、各人得意の分野を太鼓の演奏にも生かしている。

2010年以来スペイン全土で、公的機関や民間企業が主催する多くの文化イベントにて演奏活動を続けて来ている同グループは、イバン・ムニョス監督の手によるドキュメンタリー映画「太鼓：命の鼓動」にも出演した経験を持つ。

2013年エキスポ・マンガでの演奏映像（出典：Youtube）

西和太鼓では演奏活動以外にも、太鼓の魅力を伝える各種のワークショップや太鼓演奏の講習を継続的に主催している。

日本の伝統文化である太鼓にご興味のある方は、下記より同グループにコンタクトされてはいかがでしょうか。

[マドリード] 琴と三味線による日本音楽コンサート