画像提供:セルバンテス文化センター東京

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新しい視点から捉えた東北の海岸。
四世紀の時を経て、セバスティアン・ビスカイーノの道を辿る。

セルバンテス文化センター東京にて、スペイン人芸術家ハビエル・ルナによる写真展「東北360景」が9月27日まで開催されている。この写真展で展示されているのは球形のパノラマ写真で、360度全方位に広がって、人が見ることのできるすべてを映し出そうとする。

ルナは、スペイン人探険家セバスティアン・ビスカイーノが訪れた道にこのプロジェクトの着想を得た。17世紀にスペイン大使として初めて来日したビスカイーノは、金銀島の神話を追及するために日本の海岸の調査を行った。

そして今、2011年の東日本大震災と津波によって甚大な被害に見舞われた宮城県沿岸を辿って、ルナは以前訪れたことのある場所を訪ね歩いた。
仙台に7年間住んだことがあるというルナが目指すのは、震災後の東北に戻って何かを発見し、災害という枠を超えた新しいイメージを創造することである。

画像提供:セルバンテス文化センター東京

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外なる道と、内なる道。

東北の沿岸を映し出す写真は、その地方の集落を繋ぐ道となる。そして「その道は、現実に存在すると同時に、人々にとっては自分の内面を発見する道でもある」とルナは言う。「東北にはひとつの決まったイメージがあるわけではなく、多くの視点が存在しうる。」

会場では、3.11 メモリアルプロジェクトの展示も見ることができる。美術教育に携わる村上タカシ氏が主宰するこのプロジェクトは、津波の被害を受けた地域に残った「もの」の復元と保存を通して復興を支援する。

写真展「東北360景」は、セルバンテス文化センター東京にて9月27日(日)まで開催中。

画像提供:セルバンテス文化センター東京

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写真展「東北360景」


日時:9月27日(日)まで開催中
   月~土10:00~20:00 / 日曜10:00~13:00
場所:セルバンテス文化センター東京
住所:東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル 
TEL:03-5210-1800
最寄駅:JR・東京メトロ市ヶ谷駅より徒歩7分、東京メトロ麹町駅より徒歩5分
WEB:www.tokio.cervantes.es

入場無料

関連ウェブ
一般社団法人MMIX Lab(代表:村上タカシ):http://mmix.org/