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3月5日、マドリッド日本人学校 (堀内正樹校長) の児童生徒による学校周辺の清掃活動「校外クリーン作戦」が実施された。当日は軍手、火バサミ、ゴミ袋などを持った全児童生徒が年齢ごとに5つのエリアに分かれ、先生方の監督のもとお世話になっている校舎の周りや近隣をきれいにすべく、落ちているさまざまなゴミを拾い集めた。30分あまりでゴミは山のようになり子供達も達成感に満足げの様子。
 
この活動は、学校周辺の清掃活動を通して勤労の尊さと生産の喜び、共に助け合って生きることの喜びを体得するとともに、ボランティア活動などの社会奉仕の精神を養うことを狙って企画されたもの。
 
日本では多くの市町村で、各町内会がボランティア活動として自分たちの生活する地域の清掃を行うことが習慣として行われており、サッカー・ワールドカップで日本人サポーター達が試合観戦後に観客席のゴミ拾いを行ったことや、アジアカップで日本代表チームが試合後に更衣室の掃除を行っていたことなどが世界で話題になっている。この「ゴミを拾い、自分の持ち物を大事にする気持ち」が日本の子供たちに小さな頃から教えられていることが、その後の各人の責任ある行動に繋がって行くのではないだろうか。

 

 
取材協力:マドリッド日本人学校