nov2019_vii-fcej_main

 
スペイン日本財団 (Fundación Consejo España-Japón:以下 FCEJ) による『第7回西日財団賞 (スペイン日本財団賞)』の授賞式が、10月30日マドリード市内のパラシオ・デ・ビアナにて行われた。
この賞は、スペインと日本の関係をより友好的にすることに貢献した個人や団体に対し授与されており、今年度はスポーツ界よりハビエル・フェルナンデス氏羽生結弦選手、そして日本のテクノロジー大手のNTTデータに授与された。

 
授賞式には、スペインのフェルナンド・M・バレンスエラ外務長官、FCEJ代表のジョセップ・ピケ氏らが出席。7回目の開催となる今年は、スペインと日本の両国間でライバルの垣根を超えた友情、互いの才能や努力を認め合う関係性、さらにスポーツマンシップや模範的な関係性が次代の若者たちにとって模範となるものであることが賞賛され、フィギュアスケート世界チャンピオンのハビエル・フェルナンデス氏と羽生結弦選手の両氏が授賞することとなった。

ハビエル・フェルナンデス氏と羽生結弦選手の授賞理由の紹介動画

 
授賞式に出席したハビエル氏に対しFCEJ代表ジョセップ・ピケ氏は、「この授賞は、ハビエルが日本においてスペインのポジティブなイメージを伝えてくれていることに寄与している」と感謝の言言葉を述べた。さらに、残念ながら式への出席がかなわなかった羽生選手はビデオメッセージで、「この度は西日財団賞を頂き大変光栄に思います。ハビエル選手とは共に長い間一緒に練習をし、オリンピックでは同じ表彰台に立つことができ、とても嬉しく思いました。これからも彼の活躍を願いつつ、僕自身もさらに励んで行きたいと思います。本日は本当にありがとうございました。」と授賞への感謝の言葉を述べた。

 
そして、スペインに対する経済的投資と新技術産業に与えた後押しを評し、日本の大手テクノロジー企業である株式会社NTTデータに対しても同賞が授与された。FCEJ代表ピケ氏は「スペインのエヴァリス社への投資を通じて、我が国を国際戦略の重要なハブにした」とその授賞理由を述べた。授賞を受け、NTTデータ常務取締役 西畑一宏氏は「この賞はエヴァリスとNTTデータ間の相互信頼に基づいた継続的な開発と努力の結果です。この授賞により、スペインと日本との繋がりが益々強くなることと確信しています」と語った。
 

 
西日財団賞は2011年より開催されており、過去には、スペイン・日本間の経済的および文化的交流に貢献したとして、シェフの服部幸應やフェラン・アドリア氏、イベリア航空、カバ (スパークリングワイン) の生産者・フレシネ、三菱、読売新聞などの企業に授与されている。

 

 

スペイン日本財団 / Fundación Consejo España-Japón

公式サイト | Twitter | Facebook | Instagram | YouTube