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2月2日から4日まで、マドリード、カサ・デ・カンポ公園のクリスタルパビリオンにて『第2回 グローバル・ロボット・エキスポ』が開催され、日本のロボットスーツも紹介された。
 
開会式に出席した水上正史在スペイン日本国大使は、日常生活へのロボット導入による「ロボット革命」の重要さを強調し、これらの新技術が身体に障害を持つ方やお年寄りの生活の改善と支援に大きく貢献するだろうと述べた。
さらに、理化学研究所脳科学総合研究センターの知能行動制御連携ユニット BTCC / ユニットリーダーである下田真吾氏 (Ph.D.) のチームが開発したリハビリロボットを、下肢に障害を持つ方が実際に装着して歩行し、展示会の開幕を告げるテープカットを行った。
下田氏は、翌日の講演会でもこのリハビリロボットの最新動向を紹介している。
 
日本ブースで紹介されていたのは、昨年展示されたセラピー用アザラシ型ロボット『パロ』(スペイン語名Nuka) 、そして今年初展示となるサイバーダイン社のロボットスーツ『HAL®(ハル)』。
HAL®は身体機能を改善・補助・拡張・再生し、事故や病気等で下肢に障害を持つ方、高齢により脚力が弱くなった方の治療や動作、歩行トレーニングの支援を目的として開発されたロボットスーツ。
イベントでは、同社営業部長兼大分ロボケアセンター代表取締役の安永好宏氏が、『HAL®(ハル)』と、HAL®を用いた歩行トレーニングと温泉観光を組み合わせ、心と体をリフレッシュしながら短期集中型トレーニングを行うプログラム『HAL FIT® ツーリズム』について紹介。
既に日本で商用化されている他、欧州ではドイツにて販売されている。
HAL®医療用 (下肢タイプ) / HAL®介護支援用 (腰タイプ) / HAL®作業支援用 (腰タイプ)
 

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Youtube:Muy Interesante / Así fue la Global Robot Expo 2017

 

グローバル・ロボット・エキスポ 2017
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