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十八代目・中村勘三郎 (1955-2012) が長年抱いてきた「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでいただきたい」という思いを実現した、平成中村座スペイン公演が6月27日から7月1日まで、マドリードのカナル劇場にて全6公演開催されることが決定した。
 
2018年の日本スペイン外交関係樹立150周年を記念して行われる本公演では「藤娘」「連獅子」の2演目が披露される。
「藤娘」には、弟・中村七之助、「連獅子」には兄・中村勘九郎が出演する。
 
2月28日に東京都内にて行われた会見にて、勘九郎は「情熱の国スペインで公演を催すことができ光栄です」と挨拶。公演の演目を選んだ理由を「スペインの方に情熱を届けるのに一番良い」「連獅子は、祖父、父、そして私たちが情熱を注いできた演目である」と語った。
 
平成中村座は2000年の第一回公演以来、東京だけにとどまらず大阪、名古屋、さらには日本を飛び出し、アメリカ・ニューヨーク、ドイツ・ベルリン、ルーマニア・シビウなどで公演し各地で人々を沸かせてきた。現代の劇場とは趣を異にする “江戸の芝居見物” が体験できる時空を超えたエンターテインメントとして、歌舞伎ファンの枠を超え多くの観客を惹きつけている。

 

平成中村座スペイン公演
 
開催日時:2018年 6月27日 (水) 20:00h
         6月28日 (木) 20:00h
         6月29日 (金) 20:00h
         6月30日 (土) 12:00h / 20:00h
         7月1日 (日) 12:00h
会場:カナル劇場 (Teatros del Canal)
住所:C/Cea Bermúdez, 1 28003 Madrid
 
お問い合わせ:スペイン公演実行委員会 03-6228-6727 (平日11:00〜18:00)

 
画像引用元:natalie