小さいおうち

 

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数々の名作を世に送り出してきた山田洋次による82本目の監督作品。女優の黒木華(くろきはる)がこの映画での演技で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞しており、国内外での評価の高さが伺える。

 
この映画の原作は2010年に第143回直木賞を受賞したベストセラー小説、中島京子の『小さいおうち』だ。50年を超える監督人生の中で家族の絆を描き続けてきた山田洋次が、本作で初めて「家族の秘密」に迫っている。

家族の温かさを見つめてきたその目で、更に深く人間の心の奥底に入り込み、その隠された裏側までも描きだそうとする。そんな監督の情熱から生まれた意欲作である。

「小さいおうち」は、スペイン語題「La Casa del Tejado Rojo」として、スペインの Golem系映画館で4月10日から公開予定。
上映映画館情報は Golem 公式ウェブページにてご確認下さい。

 

 

あらすじ


1936年、タキ(黒木華)は田舎に家族を残し東京郊外の平井家に奉公することになる。
赤い三角屋根の小さいけれどモダンな家には、玩具会社に勤める雅樹(片岡孝太郎)と妻の時子(松たか子)、まだ幼い一人息子の恭一が暮らしていた。

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しかし、雅樹の職場の新入社員である板倉正治(吉岡秀隆)が現れると時子は彼に惹かれていき、想いを抑えきれなくなる。

タキはこの関係に気づきながらも時子を慕い、平井家に尽くす。

やがて戦争が激化すると、タキは胸が張り裂けるような選択を迫られる。

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60年後、年老いたタキ(倍賞千恵子)は、赤い屋根の家で過ごした日々を思い出しながら大学ノートに彼女の “自叙伝” を記す。

タキの親類である健史(妻夫木聡)は、執筆途中の原稿を読むことをいつも楽しみにしていた。

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時が経ちタキは亡くなり、彼女の遺品を整理していた健史は、タキが死ぬまで守りぬいた秘密を知ることになるのだった。

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Youtube by SHOCHIKUch 

 
2015年4月10日上映開始

スタッフ
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
原作:中島京子
音楽:久石譲

メインキャスト
松たかこ(平井時子)
黒木華(布宮タキ)
片岡孝太郎(平井雅樹)
吉岡秀隆(板倉正治)
妻夫木聡(荒井健史)
倍賞千恵子(布宮タキ)

2014年
ジャンル:ドラマ
上映時間:136分

小さいおうち オフィシャルサイト:http://www.chiisai-ouchi.jp
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