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江戸時代から続く茨城の伝統工芸品

 
日本はもとより海外でも高い評価を得る茨城県笠間市発祥の陶器「笠間焼」を鑑賞できる『笠間陶器展覧会 (Exposición de cerámica de Kasama)』が、11月19日〜23日にかけてバルセロナ大学にて開催される。
さらに展覧会に併せて、苔玉作りや作陶のワークショップ、トークショー、ピアノリサイタルなどのイベントも開催される。

 
笠間焼
近年では、伝統を受け継ぎながらも作家の個性をより重んじる方向へ転換していった、茨城県笠間市を代表する陶器「笠間焼」。その歴史は古く、江戸時代の安永年間 (1772〜1781年) に誕生した。現在の笠間市箱田の久野半右衛門が、信楽の陶工・長石衛門の指導で築窯し、陶器を焼いたのがその起こりとされている。
戦後、プラスチック製品の流入により、百数十年におよぶ関東一の歴史を誇る陶の里にも危機が訪れることとなるも、茨城県立窯業指導所や窯業団地、笠間焼協同組合などが設立され、官民一体となり様々な研究と試行錯誤、陶工の養成、厨房用粗陶器から工芸陶器への転換などにより、徐々に光を取り戻していくこととなる。
平成4年には伝統的工芸品に指定され、近年では古い歴史に育まれてきた伝統に、新たな技法が加わり「笠間火器」を開発。土鍋や陶板などの新たな商品を生み出している。
現在では約300人の陶芸家や窯元がいる窯業産地となっている。笠間粘土は粘りが強く粒子が細かいため、焼き上がりが丈夫であることから、日常使いの陶器として国内外から高い評価を受けている。

 
Youtube:ニッポンのワザドットコム / 笠間焼_急須

 

期間中のイベント
 
11月19日 (月) 10:00h オープニングセレモニー
       11:00h 石川眞樹の苔玉つくりのワークショップ
 
11月20日 (火) 10:00〜11:00h 河口洋一郎 (東京大学名誉教授) トークショー
 
11月21日 (水) 10:00〜11:00h 田中裕也 (在バルセロナ ガウディ研究家) トークショー
 
11月22日 (木) 11:00〜13:00h 本間みさ子 (在バルセロナ 作陶家) 作陶教室
                材料費6ユーロ / 連絡先:E-mail

11月23日 (金) 19:00h~ 比石妃佐子 (在バルセロナ ピアニスト) ピアノコンサート
             バルセロナ大学 (Universidad de Barcelona) Penyafort館内地下ホール
             入場料15ユーロ / 学生5ユーロ
             連絡先:E-mail
             *コンサート参加希望と明記してお申し込み下さい。
             *当日会場入り口にて精算となります。

 

笠間陶器展覧会
 
開催日時:2018年11月19日 (月)〜 23日 (金) 10:00~15:00h
会場:バルセロナ大学
   (Universidad de Barcelona Penyafort Diagonal 639
    Col・legisMajors Penyafort-Montserrat)
 
入場無料