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2024年1月24日から28日までマドリードの展示会場IFEMAにて開催されている国際観光展示会『FITUR2024』にて、日本が存在感を示している。
 
今年のFITURは過去最高の参加者を記録しており、152ヶ国からの9,000社以上の企業、806の出展者が観光に関するビジネスの機会を求め、そして世界各地の観光地の魅力を発信すべく集まっている。
 
JNTOが運営するFITURの日本ブースでは、サステナビリティ、日本国内の観光の目的地の多様化、体験型観光を今回の柱として強調している。また、マドリードから東京への直行便の再開に加え、大阪への航空便の増加も注目されており、2025年の大阪万博の開催も大きな話題となっている。
 
日本ではコロナ禍により実施されていた入国制限を2022年10月に撤廃したことにより、国外からの訪問客数が2023年に大きな伸びを示した。日本政府観光局 (JNTO) の発表によると、昨年の国外から日本への訪問者数は2,500万人に達し、2024年には更なる増加が見込まれている。
 
スペインからは、2023年に115,900人以上の観光客が日本を訪れ、2022年と比較して627.7%の大幅な増加となった。この数字はコロナ禍前の2019年の記録にわずか11%及ばない程度となっており、日本の観光の回復が急速に進んでいることを示している。また、イベリア航空が2024年10月27日からマドリードと東京間の直行便を再開する予定であり、これが両国間の旅行客の移動を更に促進する大きな刺激になると予想される。

 
YouTube:visitjapan / Enjoy my Japan | Concept movie | JNTO

 
今回の日本ブースでは、書道や風呂敷のワークショップ、こけしや吊るし雛の製作、着物の展示、太鼓の演奏、武道のデモンストレーションなど、訪問者にいろいろな日本文化を体験する機会を提供している。
 
さらに、北海道、金沢、奈良、大分、沖縄、和歌山などの県を代表する企業が出展し、今までスペインでは余り知られていなかった魅力的な地域を紹介しており、日本のインバウンド観光の地域多様化戦略の強化が感じられるものとなっている。また、IFEMAの6号館には、日本ブース (スタンド6C01) の他にも、東京都 (スタンド6C04) や岐阜県 (スタンド6C14) のブースが設置され、スペイン人旅行者の注目を浴びている。日本とスペインの観光交流の促進に大きく貢献していると感じられる、今年のFITURである。

 
YouTube:Tokyo Tokyo / [Tokyo Tokyo Promotion Video] NOTHING LIKE TOKYO – Culture
 

日本政府観光局 (JNTO)
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FITUR 2024
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FITUR2023の様子
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