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スペインにおける日本酒市場の成長を象徴する専門見本市に

 
【マドリード】日本酒と和食に特化したスペイン最大級の専門見本市「イベルカンパイ2026」が5月25日・26日の両日、マドリード市内のNHコレクション・マドリード・ユーロビルディングで開催され、前年比13%増となる900人の業界関係者が来場した。出展企業数も52社に達し、イベリア半島における日本酒・和食分野の主要な業界イベントとしての地位を一層確立した。
 
会場には日本酒蔵元27社をはじめ、日本食品関連企業12社、関連業種9社、フードスタンド4店舗が出展。流通業者、レストラン関係者、ソムリエ、専門メディア、食品業界関係者らが集い、日本酒への関心の高まりを印象づけるものとなった。

 
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25日に行われた開会式には、山内弘志駐スペイン日本国大使、スペイン王立ガストロノミーアカデミー(Real Academia de Gastronomía)のルイス・スアレス・デ・レソ会長、さらにバルセロナのミシュラン一つ星レストラン「Koy Shunka」のオーナーシェフである松久秀樹氏が出席。外交界とガストロノミー界を代表する顔ぶれが揃ったことで、日本酒と和食がスペイン社会において文化的・社会的な認知を着実に高めていることが示された。

 
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イベルカンパイ日本酒アワード2026
会期中の注目企画の一つとなったのが、初開催となる「イベルカンパイ日本酒アワード2026」である。
 
最優秀日本酒賞(Best Sake)、ソムリエ部門、シェフ部門、プレス部門の4カテゴリーで審査が行われた結果、兵庫県の辰馬本家酒造が醸す「白鹿 古酒10年」が総合最優秀賞「Iberkanpai Best Sake 2026」を受賞。さらにソムリエ部門と一般消費者投票でも第1位に選ばれ、今大会を代表する銘柄となった。
 
このほか、ソムリエ部門では大七酒造「大七 生酛梅酒」と農口尚彦研究所「愛山」が入賞。シェフ部門では「Misaki Sparkling(ミサキ・スパークリング)」、プレス部門では「こだから ゆず」がそれぞれ選出された。

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業界トップによるセミナーやワークショップ
教育・啓発プログラムも充実しており、会期中には試飲セミナー、専門講演、料理デモンストレーションなど計15のプログラムを同時開催。
 
世界的なフードペアリング研究の第一人者として知られるフランソワ・シャルティエ氏、2026年ミシュラン最優秀ソムリエ賞受賞者のルイス・バセルガ氏、大七酒造の太田七右衛門社長をはじめ、発酵や和食分野の専門家が登壇し、日本酒の魅力と可能性について発信した。

 
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イベルカンパイを主催するのは、日本酒唎酒師で「Sake Master」講座創設者の笹山繭子氏と、料理人・教育者として活動するウエムラ・ナウミ氏。両氏は長年にわたりスペイン語圏で日本の食文化普及に携わっており、日本酒と和食を文化的背景とともに正しく伝える専門的な交流の場づくりを目指している。
 
今回の成功は、スペイン市場において日本酒や高品質な日本食品への関心が着実に拡大していることを示している。来場者数の増加、国際的な講師陣の参加、そして充実したプログラム内容により、イベルカンパイは欧州における日本酒・和食業界の重要なプラットフォームとしてさらなる成長が期待される。

 
Iberkanpai
Webサイト:https://www.iberkanpai.com
Instagram:https://www.instagram.com/iberkanpai