[グラナダ & サラマンカ] 音楽劇「かぐや姫」「四谷怪談」、コンサート「にっぽんのうた」
日本サルスエラ協会によるスペイン公演にて、グラナダでは2025年3月13日に音楽劇「かぐや姫」と「にっぽんのうた」コンサートを、サラマンカでは3月18日に音楽劇「四谷怪談」を、3月21日に「にっぽんのうた」コンサートを開催する。
スペイン・マドリードで生まれた伝統舞台芸術 “サルスエラ” を日本に紹介するべく、2001年に設立された日本サルスエラ協会は、スペインと日本の国際友好親善と芸術で世界を繋ぐ文化外交を目的として、日本とスペインにてさまざまな公演を積極的に行なっている。
スペインで3月7日から21日にかけて4ヶ所で公演する中から、グラナダとサラマンカでの公演を紹介。
グラナダ公演
3月14日 (木) 18:30h グラナダ大学講堂
上演時間60分
日本語上演 / スペイン語字幕付き
脚本:桜田ゆみ / 音楽:小林滉三
千年前に書かれた日本文学史上、最も古くミステリアスな作者不明の物語。竹から生まれたかぐや姫と翁との絆、求婚者たちとのユーモラスな駆け引き、帝との愛、情緒あふれるストーリーをお楽しみいただける。日本の作曲家によるオリジナル音楽と舞台と映像の融合、美しい平安の屏風絵など、日本の文化芸術に触れることができる。
演奏時間30分
癒しの効果があるといわれる日本語に秘められた美しい響きを感じながら、日本の春の歌、日本のアニメ、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「となりのトトロ」「ドラえもん」の歌などを、会場も一緒になって日本語で歌う一体型のコンサート。
サラマンカ公演
「第24回サラマンカ日本文化週間」 (2025年3月17日〜21日) の一環として、サラマンカ大学日西文化センター講堂にて開催。
3月18日 (火) 19:30開演 (上演時間45分)
日本語・スペイン語上演 / 日本語・スペイン語字幕付き
脚本・演出:桜田ゆみ (原作:鶴屋南北) / 音楽:ホアキン・トゥリーナ、マヌエル・デ・ファリャ
この物語のヒロインは日本で一番有名な幽霊のお岩さん。江戸時代から歌舞伎の演目としても大人気の傑作に、スペイン歌曲を織り交ぜて音楽ドラマとして上演。劇中の語りは江戸時代に生まれた日本の伝統話芸の”講談”。江戸の情緒、愛と欲望が交錯する物語を、日本にサルスエラを紹介している桜田ゆみが、短くわかりやすい演出で上演する。怖くて面白い怪談話は、お子様にもホラーが苦手な方にもお楽しみいただける。
3月21日 (金) 19:30開演 (演奏時間45分)
癒しの効果があるといわれる日本語に秘められた美しい響きを感じながら、日本の春の歌、日本のアニメ、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「となりのトトロ」「ドラえもん」の歌などを、会場も一緒になって日本語で歌う一体型のコンサート。
桜田 ゆみ
脚本家、演出家、NHK放送作家、ソプラノ、俳優
武蔵野音楽大学卒業後1992年から1997年までスペインに留学。マドリード高等声楽学校でスペイン歌曲、オペラ、演劇、サルスエラを研鑽。2001年、スペインと日本の友好関係を深め、芸術を通じた文化外交を発展させることを目的とした日本サルスエラ協会を設立。駐日スペイン大使館公演『ルイサ・フェルナンダ』カロリーナ役や日本初演のサルスエラに主演し2017年、スペイン国王夫妻の来日に際しフェリペ6世に謁見。2023年5月、在パナマ日本大使館主催の文化事業にて音楽劇「かぐや姫」を初演、2024年3月にスペインのサラマンカ大学、マドリード公立語学学校ヘスス・マエストロ校、9月にマドリード・コンプルテンセ大学で公演、RTVEのコンサート番組「サルスエラを人類無形遺産に推薦する」に出演しスピーチを行った。インスティトゥト・セルバンテ東京、東京藝術大学にてサルスエラ講師を務める。日本サルスエラ協会会長。
小野 勉
テノール。第12回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位。東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、金沢アンサンブル、名古屋フィルハーモニー交響楽団等と共演。サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」ハビエル役、「パロマの夜祭り」フリアン役、ドン・ヒラリオン役、「人騒がせな娘」、「ラ・グラン・ビア」などを演じた。
日本サルスエラ協会
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