abr2020_jffxmoosic-lab

 

こちらのイベントは終了しました。

 
国際交流基金による新規オンライン事業「Japanese Film Festival Online」にて、日本の若い監督たちによる最新インディーズ映画を集めた「MOOSIC LAB 2017-2018」の12作品のストリーミング配信が開始されており、全世界から5月の末まで無料で楽しむことができる。
 
国際交流基金は、海外における日本映画の普及を促進すべく「日本映画祭 (JFF)」を開催。2016年度に始動した「JFFネットワーク」プロジェクトは年々広がりを見せ、2018年度は、アジア・パシフィック地域を中心とした世界 14ヶ国 (フィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、タイ、ラオス、シンガポール、ブルネイ、オーストラリア、中国、ロシア、インド) で、総計18万人の動員を記録。本年度は、新たな試みとして、「JFF Magazine」上で日本映画を視聴できるストリーミングサービス「JFF Online」を開始。近年、話題作を続々と輩出している「MOOSIC LAB」とコラボレーションし、日本の若き映画監督たちの手による12作品のインディーズ映画を無料で配信している。パソコンでもスマートフォンでも、もっと身近に日本映画が楽しめる。

配信期間:2020年3月5日(木)より3ヶ月間
配信対象国:日本を除く世界全地域 ※一部作品は対象除外地域あり
英語字幕付き / 日本語オリジナル
視聴料:無料、登録不要
URL:https://www.japanesefilmfest.org/streaming/

 

 
聖なるもの

  • ★ MOOSIC LAB 2017 グランプリ作品
    ★ 最優秀女優賞:小川紗良
    ★ ミュージシャン賞:ボンジュール鈴木

長編デビュー作「花に嵐」がPFFアワード2016で準グランプリを受賞した岩切一空の監督作品。ある大学の映画研究会。大学3年になる岩切は、4年に1度、映画研究会に現れる謎の彼女と作った映画は必ず大傑作になるという噂を耳にする。そしてある日、僕の目の前にミステリアスな黒髪の美少女・南が現れる。彼女に魅了された岩切は後輩の小川らを巻き込み、衝動的に南主演の映画を撮り始めるが……。2人のヒロイン南役と小川役を南美櫻と小川紗良が演じる。劇中歌、主題歌をボンジュール鈴木が担当。MOOSIC LAB2017でグランプリ、最優秀女優賞など4部門を獲得した。(映画.com)
監督・脚本:岩切一空 / 劇中歌・主題歌:ボンジュール鈴木 / 2017年 / 90分 / Twitter

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 『聖なるもの』本予告編
 

 
少女邂逅

  • ★ MOOSIC LAB 2017 観客賞

いじめをきっかけに声が出なくなった小原ミユリ (保紫萌香)。自己主張もできず、周囲にSOSを発信するためのリストカットをする勇気もない。そんなミユリの唯一の友達は、山の中で拾った蚕。ミユリは蚕に「紬 (ツムギ)」と名付け、こっそり大切に飼っていた。「君は、私が困っていたら助けてくれるよね、ツムギ」この窮屈で息が詰まるような現実から、いつか誰かがやってきて救い出してくれる──とミユリはいつも願っていた。
ある日、いじめっ子の清水に蚕の存在がバレ、捨てられてしまう。唯一の友達を失ったミユリは絶望する。
その次の日、ミユリの通う学校に「富田紬 (つむぎ)」という少女 (モトーラ世理奈) が転校してくる───。
 
本作は若手映画監督・ミュージシャンの登龍門となっている映画祭MOOSIC LAB2017に向けて製作され、本映画祭での全7回の上映は全て完売し観客賞を獲得した。監督は、大学生時代の2013年「さよならスピカ」が早稲田映画祭りで観客賞、審査員特別賞を受賞。翌年も「美味しく、腐る。」が同映画祭で観客賞を受賞するなど、かねてより注目を集める枝優花。若干23歳の新鋭監督が手がけた本作の原案は、14歳の頃の実体験。いじめによって“場面緘黙症”となり、声が出なくなってしまった監督自身の経験を軸に、蚕のように容姿も中身も変容する少女たちの残酷でありながら、まばゆい青春映画を完成させた。(公式サイト)
監督・脚本・編集:枝優花 / 劇中歌・主題歌:水本夏絵 / 2017年 / 101分 / 公式サイト / Twitter

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 「少女邂逅」本予告編
 

 
なっちゃんはまだ新宿

  • ★ MOOSIC LAB 2017 準グランプリ
    ★ ベストミュージシャン賞:POLTA
    ★ 女優賞:池田夏海

若手映像作家と音楽アーティストがコラボレーションした映画を対象とする「MOOSIC LAB 2017」で準グランプリ、ベストミュージシャン賞、女優賞を受賞したオリジナル長編映画。ごく普通の恋する少女・秋乃と、彼女の嫉妬から生まれた女の子なっちゃんの2人の行き場のない逃避行を、2人組バンド「POLTA」の楽曲にのせて描く。同級生の岡田に恋をしている女子高生の秋乃。しかし、岡田には他校に「なっちゃん」という彼女がおり、岡田が「なっちゃん」のことを話す様子に秋乃は嫉妬を募らせていく。そんなある日、秋乃が自分の部屋のタンスを開けると、そこになっちゃんがいた。それ以来、戸惑う秋乃の前に、なっちゃんは何度も現れて……。監督は「また一緒に寝ようね」でPFFアワード2016で審査員特別賞を受賞した首藤凜。(映画.com)
監督・脚本:首藤凜 / 劇中歌・主題歌:POLTA / 2017年 / 93分

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 「なっちゃんはまだ新宿」予告編
 

 
月極オトコトモダチ

  • ★ MOOSIC LAB 2018 グランプリ
    ★ 最優秀男優賞:橋本淳
    ★ ミュージシャン賞:BOMI & 入江陽
    ★ 女優賞:徳永えり

きっかけはレンタル。彼と私の不思議な関係。悩める大人のための等身大ラブコメディ。「男女の間に友情は本当に存在する?」アラサー女性編集者の望月那沙は、ひょんなことから「男女関係にならないスイッチ」を持つと語るレンタル “オトコトモダチ” の柳瀬草太に出会う。一方、那沙のリアル “オンナトモダチ” である珠希は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めていき…。仲良くなっても「契約関係」の壁はなかなか越えられない。恋愛と友情、夢と現実のはざまで悩む男女が織りなす、不思議な関係の行きつく先は…? (公式サイト)
監督・脚本:穐山茉由 / 音楽:入江陽 / 劇中歌・主題歌:BOMI / 2018年 / 78分 / 公式サイト / Twitter

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 映画「月極オトコトモダチ」予告編
 

 
暁闇 / MOONLESS DAWN

  • ★ MOOSIC LAB 2018 準グランプリ
    ★ 男優賞:青木柚

中学3年生のコウ(青木柚)は、何に対しても無気力な少年。同じ中学で教師を務める父親(水橋研二)が生徒たちからいじめられる様子を無関心な態度で眺め、恋人のトモコ(若杉凩)との間にもどこか距離がある。別の中学に通うユウカ(中尾有伽)は、学校が終わると、いつも街をふらふらしては見知らぬ男たちとつかのまの関係を持っている。ユウカの同級生サキ(越後はる香)は、不器用にすれ違う両親の狭間で、行き場のない悲しさを抱えていた。そんな3人は、インターネットで公開されていたある音楽をきっかけに導かれるように出会いを果たすが…。これが初監督作となる阿部はりかが、孤独を共有しあう少年少女の姿を描いた。
監督:阿部はりか / 音楽:LOWPOPLTD / 2018年 / 57分 / 公式サイト / Twitter

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 映画「暁闇(MOONLESS DAWN・어둑한새벽)」予告編
 

 
普通は走り出す

  • ★ MOOSIC LAB 2018 審査員特別賞

映画監督・渡辺紘文と映画音楽家・渡辺雄司の兄弟によって旗揚げされ、故郷の栃木県大田原市を拠点に創作活動を展開する映画制作集団「大田原愚豚舎」の5作目となる長編作品。吉田靖直率いるロックバンド「トリプルファイヤー」の楽曲から着想を得て、映画制作に悩み苦しみながら毒を吐き続ける映画監督の日常が現実と虚構を行き来しながら描かれる。渡辺監督自身が主人公を演じるほか、松本まりか、萩原みのり、古賀哉子ら女優陣が脇を固める。(映画.com)
原作・監督・脚本:渡辺紘文 / 音楽:トリプリファイヤー / 2018年 / 107分

Youtube:SPOTTED PRODUCTIONS / 映画「普通は走り出す」+異能・渡辺紘文監督特集-大田原愚豚舎の世界-予告編
 

 
無限ファンデーション

  • ★ MOOSIC LAB 2018 ベストミュージシャン賞:西山小雨
    ★ 女優賞:南沙良
    ★ スペシャル・メンション:日高七海

人付き合いが苦手な女子高生・未来は、服飾デザイナーになる夢を胸に秘め、誰にも打ち明けることなく退屈な日々を過ごしていた。ある日の帰り道、リサイクル施設から聴こえる澄んだ歌声に導かれ、ウクレレを弾きながら歌う不思議な少女・小雨と出会う。さらには未来が描いた洋服のデザイン画を目にしたナノカたちに誘われ、舞台の衣装スタッフとして入部することになる。戸惑いつつも小雨やナノカたちに心を開いていく未来だったが、彼女たちの一夏はやがて思いがけない方向へと走り出していく…。
(映画.com)
監督:大崎章 / 音楽・主題歌:西山小雨 / 2018年 / 102分 / 公式サイト / Twitter / Instagram

Youtube:シネマトゥデイ / 映画『無限ファンデーション』特報
 

 
左様なら

高校生の由紀は平穏な日々を過ごしていた。ある日、中学からの同級生の綾が由紀に引越すと告げた翌日に突然亡くなる。綾の死をきっかけに、クラスメイト達の人間関係にも思わぬ波紋が広がり、由紀は周囲から距離を置かれるようになるが…。海辺の町を舞台に美しい映像で切り取られた、次世代の青春群像劇。新進気鋭の若手監督を輩出し続ける音楽と映画の祭典MOOSIC LABの長編部門作品として制作された本作。監督を務めるのは繊細なタッチで儚く美しい映像を紡ぐ女性監督・石橋夕帆。原作はTwitter・Instagramで若い世代から圧倒的な支持を得ているイラストレーター・ごめん。(公式サイト)
監督・脚本:石橋夕帆 / 原作:ごめん / 主題歌:佐野千明 / 2018年 / 86分 / 公式サイト / Twitter / Instagram / YouTube

Youtube:映画『左様なら』製作委員会 / 映画『左様なら』予告
 

 
書くが、まま

  • ★ MOOSIC LAB 2018 観客賞
    ★ 最優秀女優賞:中村守里

書くことでしか想いを表現できない14歳の少女、ひなの。そんな彼女の一夏を描いた青春物語。
松木ひなのは、自分の想いを書くことでしか表現できない中学2年生。嫌なことを嫌とも言えず、クラスでのいじめは日に日にエスカレートしていた。そんなある日、逃げこむように入った保健室で、先生の進藤有紀と出会う。はじめて自分を受け入れてくれた有紀に、ひなのは少しずつ心を開いていく。しかし “あること” が発覚し、全てが崩れ去っていく… (公式サイト)
監督・脚本:上村奈帆 / 音楽:SWANKY DOGS / 2018年 / 77分 / 公式サイト / Twitter

Youtube:0RANGE / 映画「書くが、まま」予告編
 

 
ドキ死

  • ★ MOOSIC LAB 2018 短編部門 グランプリ
    ★ ベストミュージシャン賞:Nakanoまる
    ★ 女優賞:Nakanoまる

映画初主演となるNakanoまる扮する主人公の“中野並子”が、人を好きになるとストーカーになってしまうことで起こる出来事を綴った、ちょっぴり可笑しくてちょっぴり切ないラブコメディドラマ。
監督:井上康平 / 音楽:Nakanoまる / 2018年 / 30分 / Twitter

Youtube:ドキ死 / 心跳死(ドキ死)〜excited death〜 本予告!!!!!!! MOOSIC LAB2018 参加作品
 

 
内回りの二人

  • ★ MOOSIC LAB 2018 短編部門 準グランプリ
    ★ 最優秀女優賞:岡野真也
    ★ ミュージシャン賞:町あかり
    ★ 女優賞:川籠石駿平

昨年のムーラボで「KILLER TUNE RADIO」を発表した柴野太朗が町あかりとのタッグで送る後ろ向き&内回りなワンナイト・ストーリー。
監督・脚本:柴野太朗 / 音楽:町あかり × The Whoops / 2018年 / 30分

Youtube:FLAT TOWER / 映画『内回りの二人』トレーラー映像 (MOOSIC LAB 2018)
 

 
日本製造 メイド・イン・ジャパン

  • ★ MOOSIC LAB 2018 短編部門 審査員特別賞
    ★ 観客賞
    ★ 最優秀男優賞:小西貴大

長編デビュー作「Noise ノイズ」で注目を集める新鋭・松本優作が監督・脚本を手がけた短編作品。工業地帯の河川敷で、未成年による凶悪な殺人事件が起きた。近くの工場で働く恭一は、雑誌で事件についての記事を読み、犯人がかつてのバイト先の後輩だと知る。そのことをTwitterでつぶやくと様々なメディアから取材依頼が殺到し、記者の取材を受けることになるが……。「MOOSIC LAB2018」に出品され、短編部門の審査員特別賞・観客賞・最優秀男優賞(小西貴大)を受賞した。出演は「少女邂逅」の土山茜、「カメラを止めるな!」の真魚。人気アイドルグループ「ゆるめるモ!」が劇中歌を担当。(映画.com)
監督・脚本・編集:松本優作 / 音楽:ゆるめるモ! / 2018年 / 30分 / Twitter

Youtube:Libertas / 映画「日本製造/メイドインジャパン」特報 MOOSICLAB2018
 

 
 
情報元:MOOSIC LAB x Japanese Film Festival