[東京] パブロ・ピカソ展示会：イスラエル博物館所蔵『ピカソ ―ひらめきの原点―』

 
20世紀最大の画家の一人と誰もが認めるスペイン人画家パブロ·ピカソ (1881－1973)。世界有数の文化施設であり、800点あまりのグラフィック作品を中心とするピカソ・コレクションを有するエルサレムのイスラエル博物館より選りすぐりの版画作品を中心に紹介される展示会『ピカソ ―ひらめきの原点―』が、2022年4月9日から～6月19日まで東京のパナソニック汐留美術館にて開催されている。
　
ピカソは過去の芸術を吸収し、同時代の人々からインスピレーションを受けながら、常に新しく唯一無二の作品を生み出し続けた。驚くべき創造力と革新性に溢れたその芸術は今なお私たちを魅了してやまない。イスラエル博物館のピカソ・コレクションがまとまって紹介されるのは日本初となる。
　
本展では油彩画や水彩画、素描、写真も織り交ぜて展示され、パリに出た1900年頃から亡くなる3年前の1970年までの充実した作品を年代順に展示し、青の時代とバラ色の時代を経て、キュビズム、新古典主義、さらにはシュルレアリスムへと向かう画風の移り変わりと、版画における技術的な実験の軌跡、そして主題とモチーフの変容を紹介し、ピカソのインスピレーションの源に迫る。
　
古典的な表現から抽象的形態まで、自在にスタイルを変化させるピカソの驚異の創造性と過程に触れる絶好の機会となる。

© 2022 Succession Pablo Picasso BCF (JAPAN)

© 2022 Succession Pablo Picasso BCF (JAPAN)

 
情報元：パナソニック汐留美術館