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2026年9月10日、スペイン・バルセロナにある世界遺産であり、世界で最も美しいコンサートホールといわれるカタルーニャ音楽堂 (パラウ・デ・ラ・ムシカ・カタラーナ) にて、指揮者・西本智実が日本とカタルーニャの演奏家を率いたコンサートを開催する。
 
プログラムは、日本の作曲家・勝木修による新作《Sound BIOMBO ー Muromachi-Azuchi Momoyama》 の世界初演と、カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』で構成される。
 
日本文化史におけるふたつの重要な時代に着想を得た《Sound BIOMBO》は、室町時代の洗練された芸術性と、安土桃山時代の目覚ましい創造の開花を描く。題名の「BIOMBO」は日本の伝統的な屏風に由来する。屏風はヨーロッパに渡り東西文化交流の象徴となった。それは単なる物体ではなく、隔てながら結び、隠しながら現す「境界」でもある。勝木はこのイメージを音へと変換し、歴史・記憶・想像力が響き合う現代の音楽風景を創り出す。
 
本作は西本智実が構想・命名・プロデュースし、イルミナートフィルハーモニーオーケストラが委嘱した管弦楽作品である。

作曲家・勝木修コメント

《Sound BIOMBO ー Muromachi-Azuchi Momoyama》
 
“今から440年前、天正遣欧少年使節としてスペインとローマへ派遣された4人の少年たちは、8年に及ぶ滞在の間、当時のヨーロッパの宗教と文化に触れ、日本へ帰国しました。帰国後の苦難と悲運に満ちた彼らの生涯を含め、この歴史的な出来事は、今なお私たちの心を深く揺さぶります。
 
本作はイルミナートフィルハーオーケストラの委嘱により作曲し、西本智実氏がプロデュースしました。西本氏の『音楽によって一双の屏風を描くような作品』という構想をもとに、屏風を一枚ずつ開いていくかのように、少年たちの旅を音でたどります。
 
作品には、当時すでに日本へ伝わっていた聖歌と、帰国後に京都・聚楽第で豊臣秀吉に謁見した際、少年たちが演奏したと伝えられているジョスカン・デ・プレの《Mille Regretz (千々の悲しみ)》を重要な素材として織り込んでいます。
 
この音楽を通して、帰国後に悲運をたどった少年たちへの想いを、皆様と分かち合えれば幸いです。”

 

 
《Sound BIOMBO》の世界初演に続いて、20世紀の合唱レパートリーを代表する傑作、カール・オルフ《カルミナ・ブラーナ》が上演される。
 
1936年、中世の詩歌集『カルミナ・ブラーナ (Codex Buranus)』から24篇を選んで作曲されたこのカンタータは、運命、愛、自然、快楽、そして人間存在のはかなさという普遍的な主題を描く。抗いがたいリズムの力と忘れがたい旋律によって、《おお、運命の女神よ (O Fortuna)》の圧倒的な響きから、抒情、祝祭、内省の瞬間まで、現在も世界で最も頻繁に演奏される声楽作品のひとつ。
 
国際的に活躍する指導者・西本智実がタクトを執る本公演には、日本とカタルーニャから卓越した音楽家が集結する。ソプラノの高橋美咲、カウンターテナーのOriol RosésとバリトンのGerman De La Rivaが、Jove Simfònica Orpheus、イルミナート合唱団 (日本)、そしてバルセロナのCoral Càrminatと共演する。

 
【プログラム】
勝木修:世界初演《Sound BIOMBO ー Muromachi-Azuchi-Momoyama》
西本智実、イルミナートフィルハーモニーオーケストラ委嘱作品
カール・オルフ:《カルミナ・ブラーナ》
 
【出演】
高橋美咲 (ソプラノ)
Oriol Rosés (カウンターテナー)
German De La Riva (バリトン)
Jove Simfònica Orpheus
イルミナート合唱団 (日本)
Coral Càrmina de Barcelona (参加)
西本智実 (指揮)

 

カタルーニャ音楽堂:日本×カタルーニャコンサート
 
開催日時:2026年9月10日 (木) 20:30開演
会場:カタルーニャ音楽堂
チケット:10ユーロ
公演詳細・チケットはこちら

【お問い合わせ】
ASF Ltd:11 Eric Wilkins House Old Kent Rd, London SE1 5ES, UK
info@accademiasanfelice.co.uk

 
情報元:Palau de la Música Catalana