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スペイン・バルセロナで生まれた大芸術家、ジュアン・ミロ (1893-1983)。ミロの若き日の日本への憧れを象徴する初期作品から代表作、そして日本で初めて展示されたミロ作品や、ミロ自身が所有していた日本の文芸品、さらに日本の芸術家との交流を示す多彩な資料など計130点を通して、ミロと日本の相思相愛の関係や、ミロというよく知られた画家が新たな角度から紹介される大規模な回顧展『ミロ展 −日本を夢みて』が、2022年2月11日から4月17日までBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されている。
 
ジュアン・ミロはピカソと並ぶ現代スペインの巨匠として日本でも広くその名は知られているが、ミロの創作活動の裏側には日本文化への深い造詣があったことは意外なほど知られていない。一方、日本も、世界に先駆けて1940年にミロのモノグラフ (単行書) が出版されるなど、早くからその活動に注目してきた。そして現在も日本各地の美術館が数々のミロの名品を収蔵しており、今なおミロの人気は衰えることはない。
 
この展示会では、スペインやニューヨーク、そして日本各地よりミロ作品が渋谷に集結。さらにマドリードの傑作《絵画 (カタツムリ、女、花、星)》が56年ぶりに来日。そしてミロ自身が愛し所蔵した日本の民芸品等が没後初めて、まとめて日本に「里帰り」など、ミロと日本の深い繋がりを紐解くことができる。
 
公式サイト「ミロ展の見どころ4つのポイント」ではさらに詳しく事前に見どころをチェックすることができる。

 
YouTube:Bunkamurachannel / Bunkamura ザ・ミュージアム『ミロ展―日本を夢みて』スポット映像

 
ジュアン・ミロ / Joan Miró
1893年スペインのカタルーニャ地方の都市バルセロナに生まれ、美術学校で学んだミロは、同じカタルーニャの小さな村モンロッチとバルセロナを行き来しながら画家としての人生を歩み始め、幼い頃から中世のフレスコ画やガウディの建築に触れてその大胆な形と色に魅了された。故郷の風土に根ざした生命力溢れる作品を制作する一方で、1920年からはパリに出て詩人アンドレ・ブルトンと親交を結び、シュルレアリスムの運動に参加。大戦中は戦禍を避けて各地を転々としながら制作を続け、画材の入手もままならない状況に置かれたが、1944年に陶芸と彫刻の制作をはじめ、素朴な自然の素材に触れることで活力を得ていく。1956年、マジョルカ島パルマにアトリエを構え、彫刻、陶芸、壁画、版画、詩と多彩な芸術活動を行なったミロは、1983年に90歳で没した。
※近年は名を従来のジョアンではなく、現地読みでジュアン・ミロとするようになりました。(公式サイトより)

 

ジュアン・ミロ回顧展『ミロ展 –日本を夢みて』
 

  • 会期:2022年2月11日~4月17日
    開館時間:10:00~18:00 毎週金・土曜日は21:00まで (入館は各閉館時間の30分前まで)
    ※会期中すべての土日祝、4月11日~17日は入場チケットとは別に「オンラインによる入場日時予約」が必要となります。予約受付等詳細は決定次第HPにて案内されます。
  • 休館日:2月15日(火)、3月22日(火)
  • 会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
  • 住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
  • 入場料:前売券 一般1,600円 / 大学・高校生800円 / 中学・小学生500円
        当日券 一般1,800円 / 大学・高校生1,000円 / 中学・小学生700円
    チケットの購入はこちら
    前売券の発売期間は2022年2月10日まで
    ※未就学児は入館無料
    ※学生券をご購入の際には、学生証の提示が必要 (小学生除く)
    ※障がい者手帳提示でご本人と付き添いの方1名は半額となります。当日窓口にてご購入下さい。
    新型コロナウイルス感染症対策のため、展示会場へ来館される前にこちらを必ずご確認ください。
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    『ミロ展 –日本を夢みて』 公式サイト
    Bunkamura ザ・ミュージアム
    公式サイト | Facebook | Instagram
     

  • 主催:Bunkamura、東京新聞、フジレテビジョン
    協賛:ネスレ日本、ライブアートブックス
    協力:ヤマト運輸
    後援:スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
    出品協力:ピラール&ジュアン・ミロ財団、マジョルカ

 

 
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情報元:「ミロ展」公式サイト