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20年以上に渡ってスペイン・ラテンアメリカ映画を数多く日本に紹介してきた「ラテンビート映画祭」の特別企画として、スペインのマドリード王立劇場 (テアトロ・レアル) が誇る至高のオペラを、日本の映画館で初上映する『マドリード王立劇場 シネマ・ステージ』が、2025年7月18日〜31日にかけて、TOHOシネマズ日本橋ほか、全国5都市の映画館にて開催される。
 
由緒あるマドリード王立劇場での上演を収録した名作オペラは世界各国の映画館ですでに上映されているが、日本の映画館でもついに特別上映シリーズが始まることになる。
 
記念すべき第一弾で上映される2作品は、報われない愛をテーマにしたピョートル・チャイコフスキーの傑作「エフゲニ・オネーギン」と、実在した女優アドリアーナ・ルクヴルールの華麗で苛烈な愛と人生を描いた悲劇「アドリアーナ・ルクヴルール」
 
オペラの美しい歌声、舞台の一瞬一瞬を切り取った臨場感ある演出。そして、どの席からでも余すことなく鑑賞できるのは映画館ならでは。まるで本場のテアトロ・レアルで生のオペラを鑑賞しているかのような感覚を味わえる。
 
映画とは異なる、生の芸術がもたらす心揺さぶる新たな感動体験を堪能するまたとない機会となる。

 
エフゲニ・オネーギン (原題:Euguene Onegin)
ー 若者たちの葛藤を叙情豊かな音楽で綴る ー
上映期間:2025年7月18日(金)〜31日(木)

 
YouTube:Teatro Real / Eugenio Oneguin de Chaikovski / Del 22 de enero al 18 de febrero

ロシアの田舎と上流社会を舞台に、無垢な少女タチアナ、虚無な青年オネーギンの悲劇的な恋と心の綾を描く、悲恋をテーマにしたピョートル・チャイコフスキーの傑作。1879年、モスクワ初演。
スペインのテアトロ・レアルでは、2010年に続き2025年に原作者アレクサンドル・プーシキンの生誕225周年を記念して上演された。オスロのデン・ノルスケ・オペラ劇場とバルセロナのグラン・テアトロ・デル・リセウ劇場の共同制作。演出はクリストフ・ロイ。
 
音楽監督:グスタボ・ヒメノ、コルニリオス・ミハイリディス
舞台監督:クリストフ・ロイ
原作:アレクサンドル・プーシキン
キャスト:カタリナ・ダライマン、クリスティーナ・ムヒタリアン、ヴィクトリア・カルカチェワ、エレナ・ジリオ、イウリイ・サモイロフ
本編 156分
マドリードのテアトロ・レアルでは2025年1月22日から2月18日まで上演された作品。

 

 
アドリアーナ・ルクヴルール (原題:Adriana Lecouvreur)
ー 美しい愛の歌で紡ぐ、パリ社交界に生きた女優の生涯 ー
上映期間:2025年7月25日(金)〜31日(木)

 
YouTube:Teatro Real / Adriana Lecouvreur de Francesco Cilea / Trailer / Sept – Oct 2024

18世紀のパリを舞台に、実在したコメディ・フランセーズの花形女優アドリアーナ・ルクヴルールの華麗で苛烈な人生を綴る。
フランチェスコ・チレアによる叙情的レパートリーで、1902年にミラノで初演。本公演はマドリードのテアトロ・レアルでの初上演で、スペイン出身の三大テノール、ホセ・カレラスが1974年に同郷のソプラノ、モンセラート・カバリェと共演し大きな反響を呼んだ。今作はその伝説的舞台から50周年を記念して企画された。演出はオペラと演劇の分野で幅広く活躍するデビッド・マクヴィカー。
音楽監督:ニコラ・ルイゾッティ
舞台監督:デビッド・マクヴィカー
原作:エルネスト・ルグーヴェ、ウジェーヌ・スクリーブ
キャスト:エルモネラ・ジャホ、マリア・アグレスタ、ブライアン・ジャグデ、マシュー・ポレンザニ、マウリツィオ・ムラロ、エリーナ・ガランチャ、クセニア・ドゥドニコワ、テレサ・ロマーノ
本編 139分
マドリードのテアトロ・レアルでは2024年9月23日から10月11日まで上演された作品。

 

 
マドリード王⽴劇場 (テアトロ・レアル)
1977年にスペインの⽂化遺産に登録された、スペインの⾸都マドリードにある世界を代表する歌劇場。2021年には世界最⾼のオペラ劇場に贈られる「International Opera Award 2021 (国際オペラ賞)」を受賞。最⼤1958 席を誇るメインホールと、1472 ㎡のステージ・ボックスを有し、世界中で評されるさまざまな劇場と共同でオペラを制作、上演している。

 

マドリード王立劇場 シネマ・ステージ 第一弾

◾️ピョートル・チャイコフスキー作曲「エフゲニ・オネーギン」(原題:Euguene Onegin)
上映期間:2025年7月18日(金)〜31日(木)
 
◾️フランチェスコ・チレア作曲「アドリアーナ・ルクヴルール」(原題:Adriana Lecouvreur)
上映期間:2025年7月25日(金)〜31日(木)
 
上映劇場:TOHOシネマズ日本橋、TOHOシネマズ流山おおたかの森、TOHOシネマズららぽーと横浜、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ二条
※期間中、各劇場1日1回ずつ上映 (計7回ずつ上映) 予定
 
チケット料金:一般 2,500円 / 学生・HC割引 2,000円 (税込)
 
さらに詳しい情報はラテンビート映画祭の公式をご覧ください。
公式サイト | X | Facebook | Instagram
 
企画・提供:ラテンビート
後援:在日本スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京
配給:ラテンビート、ライトフィルム

©LBFF2025

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