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日本初、世界遺産グエル公園の階段を1/1スケールで再現した実測体験実施

 
東京都品川区の寺⽥倉庫が運営する、建築模型に特化した国内唯一のミュージアムである建築倉庫ミュージアムにて、3月27日から6月30日まで企画展『ガウディをはかる -GAUDI QUEST-』が開催される。
 
スペインが生んだ世界的建築家アントニオ・ガウディは、模型とスケッチをベースに現場の職人と共に作品を築き上げてきたため、その知名度にも関わらず、手がけた建造物の設計図面はほとんど残されていない。
本企画展では、40年に渡りスペインでガウディ作品の実測を行う実測家・建築家田中裕也氏による実測図と考察を基に、ガウディ作品の魅力を解き明かす。
今回、日本初公開として田中氏の所蔵品より、5mを超えるサグラダ・ファミリアの壮大な鐘楼尖塔図、8年の歳月をかけて完成したグエル公園の実測図、テレサ学院のアクソメ図など、多数の実測図原版を展示。
 
また、会場内に世界遺産としても知られるグエル公園の階段を1/1スケールで再現。来場者自らが実際に展示物を「はかる」追体験をすることで、ガウディ作品に秘められた視覚矯正や身体スケールといった要素を学べるなど、実測の観点からガウディ建築の世界を楽しめる展示構成となっている。

 

ガウディ建築のアーチ・バリエーション/1991 ©️田中裕也

ガウディ建築のアーチ・バリエーション/1991 ©️田中裕也

左:コロニア・グエル 断面アイソメ/1984  右:カサ・バトリョ 立面図/1990  ©️田中裕也

左:コロニア・グエル 断面アイソメ/1984 ©️田中裕也
右:カサ・バトリョ 立面図/1990 ©️田中裕也

左:サグラダ・ファミリア 誕生の門 断面アイソメ/1985 、サグラダ・ファミリア ©️田中裕也 右:サグラダ・ファミリア 鐘楼尖塔部アイソメ/1983 、サグラダ・ファミリア©️田中裕也

左:サグラダ・ファミリア 誕生の門 断面アイソメ/1985 サグラダ・ファミリア©️田中裕也
右:サグラダ・ファミリア 鐘楼尖塔部アイソメ/1983 サグラダ・ファミリア ©️田中裕也

 
本展の見どころ
● サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、コロニアル・グエル、テレサ学院の主要6作品の図面、計70点以上を展示
● 8年の歳月をかけて完成したグエル公園の実測図
● 5mを超えるサクラダ・ファミリアの壮大な鐘楼図
● テレサ学院の実測図原図
● グエル公園の階段の1/1再現を用いた体験型展示
● 実測によって推測された1/20グエル公園の高架模型

 

 
アントニオ・ガウディ / Antoni Gaudi


1852-1926。19~20世紀を代表する世界的建築家の一人。手がけた建築のうち7件がユネスコの世界遺産に登録されている。代表作であるサグラダ・ファミリアはガウディ没後100周年となる2026年の完成を目指し現在も工事が進められている。

 
田中 裕也 / Hiroya Tanaka


実測家、建築家・工学博士。1952年北海道生まれ。1978年バルセロナに渡り現在に至るまでガウディ建築物の実測とその図面化を行う。特にサグラダファミリアの実測図 (1/50 の断面アイソメ図)には5年、グエル公園の全体立面図には8年の年月を要した。実測の過程で、ガウディ建築に込められたデザイン・構造・神話、さらに地域性やアイデンティティを縦横に読み解いていく。その他、研究を生かして1998年からユネスコ・フォーラムの招請を受けてベラクルスのサン・ホワン・デ・ウルワ城塞修復計画ワークショップをする。以来、全国において、ガウディ、実測、 歴史、コード、作図についての説明を60回以上の展示会・講演会、まちづくりワークショップ活動と共に進めて現在に至る。特にガウディの煉瓦構造とその素材を生かした応用として北海道江別市のモニュメントBT1をはじめとして、ガウディの生誕の町リウドムスでのアルブレ広場では日本とスペインの特性を生かした改修計画、ガウディのデザイン手法を生かした東京都府中市の北山幼稚園のデザイン・設計施工を手がけた。2015年にはバルセロナ建築士会での田中裕也の作図展やサロンデマンガの作図展、続いて2016年には、初めて銀座の渋谷画廊にてガウディ建築の作図展を行った。2015年バルセロナ建築士協会主催「田中裕也 作図展示会」を開催。スペインでその功績が高く評価され、バルセロナ日本総領事公官賞 (2015年)、ガウディ・グレソール賞 (2016年)、平成29年度アカデミア賞 (2018年) を受賞。
公式サイト | Facebook

 

建築倉庫 企画展『ガウディをはかる -GAUDI QUEST-』

 
開催期間:2019年3月27日 (水)〜6月30日 (日)
     *2019年5月7日(火)~5月21日(火) 休館
開館時間:火曜〜日曜 11時〜19時 (最終入館18時)
     月曜休館 (月曜が祝日の場合翌火曜休館)
会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10
 
入館料金:一般 3,000円、大学生 / 専門学生 2,000円、高校生以下 1,000円
 *5/6までの企画展⽰「Green, Green and Tropical -木質時代の東南アジア建築展」観覧料含む
 *障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料
 *学生証等の年齢のわかるもの / 障害者手帳等の提示
 
主催:建築倉庫ミュージアム
協力:早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ | トライアード株式会社