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若くして世界の注目を集めたダンスの申し子、フラメンコダンサーのロシオ・モリーナのステージの創作現場を追ったドキュメンタリー作品『IMPULSO 衝動 –世界で唯一のダンサオーラ』。新型コロナウイルスの影響により公開延期されていたが、現在日本全国にて順次公開されている。
 
26歳の若さでスペイン芸術界最高の栄誉「スペイン国家舞踊賞」を受賞し、2018年にイギリスの舞台芸術の最高賞「ローレンス・オリヴィエ賞」ノミネートされたスペイン人ダンサーのロシオ・モリーナ。伝統的なフラメンコをベースにしながら、革新的なスタイルでフラメンコの世界を押し広げ、世界的な評価を確立し、他の舞台芸術や現代アートの世界からも熱い視線を送られている。
3歳でダンスに目覚め、恵まれているとはいえない体格をものともせず頂点に上り詰めた彼女は、自らをダンサオーラと呼び、その天才的なリズム感、驚異的な身体能力、天性の芸術的感性で異次元のステージを繰り広げる。
 
本ドキュメンタリー映画は、ダンスに魅せられ、ダンスを追及し続けるロシオ・モリーナのステージ「Caída del Cielo –天から落ちてきて」の創作現場を追ったドキュメンタリー作品である。
パリのエッフェル塔を望むシャイヨー国立舞踊劇場での上演までの道のりに密着。仲間たちとの創作、練習、そして圧巻の本番ステージ。フラメンコ界の重鎮、ラ・チャマナやフェルナンド・デ・ラ・モレーナたちとの心震えるセッション。そして、家族や本人のインタビューを通して彼女の心の内側にも迫る。
世界中のファンを魅了してやまないロシオのパフォーマンスやステージは、どのように出来上がっていくのか。フラメンコの枠を超えた注目を浴びながら、フラメンコの魂を持ち続ける彼女が追及するステージとは…。

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YouTube:株式会社トレノバ / 『衝動ー世界で唯一のダンサオーラ』予告編

原題:Impulso / 監督:エミリオ・ベルモンテ / 2017年 / フランス・スペイン / 85分 / 配給:トレノバ・ノーム
日本語:公式サイト | Facebook | Twitter

 

 
ロシオ・モリーナ / Rocío Molina
1984年スペインのマラガに生まれ。3歳から踊りを始め、7歳でオリジナルの振り付けを考案。17歳のときにマリア・パヘス舞踊団へ入団し、世界各地で活躍。2002年マドリッド王立舞踊高等学校を卒業。2005年ビトリア中央劇場にて処女作 『Entre Paredes』を発表。翌年以降も次々と精力的に新作を発表し、ヨーロッパや北米など各地で好評を博す。2010年若干26歳にして「スペイン国家舞踊賞」を受賞。カルロス・サウラ監督『フラメンコ・フラメンコ』(2010) にも出演。28歳の時に上演した『Oro Viejo』では、鑑賞したミハイル・バリシニコフが感動し彼女の前で跪いた。また、2018年にはイギリスの舞台芸術の最高賞、ローレンス・オリヴィエ賞に「フラメンコ表現の限界を押し広げたことに対して」ノミネートされる。 ロシオ・モリーナ舞踊団として、2014年に『10年の軌跡』(Bunkamuraオーチャードホール)、2015年に『AFECTOS ーアフェクトスー』(東京国際フォーラム) で来日公演、2020年3月には5年ぶりとなる来日公演を行う予定。
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ロシオ・モリーナ密着ドキュメンタリー『衝動 –世界で唯一のダンサオーラ』

 
日本公開:2020年5月より全国順次公開中
上映劇場の詳細はこちら
 
配給:トレノバ=ノーム

 
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