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2014年7月3日にマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミー (Calle Alcalá 13, Madrid) にて、「榎戸二幸・琴コンサート」が開催された。

 
3julio2014_enokido_1琴を知識として知っているスペイン人は少なくないかも知れないが、琴の生演奏をスペインで聴ける機会は少ないのではないだろうか。コンサート会場は地元スペインの聴衆で超満員。
 
三歳より生田流箏曲を師事し、海外30ヶ国以上にて国際親善公演を経験している有名な箏曲家である榎戸は、日本の伝統的な琴曲、宮城道雄による作品の他、榎戸自身の作曲による現代的な作品も披露。これまで伝統的な琴の調べにしか触れたことが無かったであろう観衆に、琴が新しく力強い音も表現することが出来る楽器であることを証明してみせた。

 
3julio2014_enokido_2プログラム終了後、総立ちで拍手を送る観客に対し、榎戸はアンコール曲として「風」を贈った。スペインの首都の夜に流れる琴の調べ。閉幕が近づく日本スペイン交流400周年を飾るにふさわしい。
 
このコンサートは、在スペイン日本大使館、国際交流基金マドリード日本文化センター、Casa Asia の主催によるイベントで、日本スペイン交流400周年事業の一つです。

 

 

榎戸 二幸(えのきど ふゆき)


生田流箏曲を大叔母・小橋幹子(元東京芸術大学教授)に師事。東京芸術大学卒業と同時に第1回アカンサス音楽賞受賞・同大学大学院音楽研究科修了。平成24年度文化庁文化交流使に任命。ロンドンオリン ピック国際VIPジャパンハウスにて2020年東京オリンピック招致活動を行う。
 
榎戸二幸 Blog:http://ameblo.jp/fuyuki52/
榎戸二幸 Twitter:https://twitter.com/fuyuki5252