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【マドリード発】2026年2月7日、スペイン日本語教師会 (APJE:Asociación de Profesores de Japonés en España、会長:伊藤モラレス杏子) による『第17回総会・研修会』がマドリードのHotel Crisol Exe Plazaにて開催された。
 
今回の研修会では松蔭大学コミュニケーション文化学部の白石佳和氏を講師に迎え、『わたし語わたし文化を育む俳句活動とは』をテーマに講演が行われ、スペイン各地から集まった約50名の会員は実践的な内容に熱心に耳を傾け、有意義な学びの場となった。
 
APJEは2010年の設立以来、会員数は約50名から155名にまで増加。今回の総会は先日の電車事故や連日の大雨で交通が混とんとする中もスペイン各地で活動する日本語教師にとって、貴重な情報交換と親睦の機会となった。

 

 

  伊藤モラレス会長コメント 

今年度は役員改選の年で、次2年も会長を努めさせていただくことになりました。本年度も変化し続ける日本語教育を取り巻く環境と会員の皆様のニーズに応える研修会やイベントを企画してまいります。
 
2025年度は例年通り年3回の研修会を実施したほか、マドリード自治大学にて『第8回スペイン日本語教師会シンポジウム』を開催し、世界各地で活動している日本語教師が集まり、口頭発表やポスター発表をしました。2026年春には『第2回ミニプレゼン交流会』をオンラインで開催し、日本語を学ぶ生徒の交流会を目指します。
 
さらに、APJEのワーキンググループである勉強会や漢字研究会、そして継承日本語グループもそれぞれ活動を拡大させております。特に、漢字研究会は本年度の研修会でその成果を参加者と共有する予定です。継承日本語グループは、定期的な座談会開催もさることながら2025年春には『第2回スペインにおける日本語継承実態調査』も実施し、座談会や調査の結果を2つの学会で発表しました。来週には一般の方に向けて『マドリード日本文化センター 日本語教育オンライン研修特別企画スペインにおける日本語継承の実態調査報告会』で実態調査の結果を報告する予定です。
 
発展し続けるAI技術やマイナー言語に対する公的支援が削減されていますが、そんな時代であるからこそ生徒一人一人のニーズに寄り添い遠回りするからこそ得ることのできる人間同士のコミュニケーションを大切にする、そんな日本語教師の役割を追求し支援する活動を続けていきたいと思っています。

 
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スペイン日本語教師会 (APJE) とは
 
apje-logoAPJEは、2010年2月にスペイン在住の日本語教師によって、在スペイン日本大使館での会合を発端として設立された。日本語教育に関する情報共有の場として、ヨーロッパの日本語教師の支えとなっている。
 
APJEは新規会員を随時募集しており、日本語教育に関心があれば職業を問わず入会可能である。個人レッスンの教師や、将来的に教えたいと考えている人も歓迎されている。また、スペイン人学生を含む次世代の日本語教育関係者の参加も推進している。研修会は日本語およびスペイン語で開催されるため、ノンネイティブの教師も参加しやすい。入会や活動に関する問い合わせは、APJE公式サイトおよびFacebookを通じて随時受け付けている。
 
スペイン日本語教師会 (APJE:Asociación de Profesores de Japonés en España)
公式サイト | APJE勉強会Facebook | スペイン継承日本語グループInstagram