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「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」と題し、1940年代よりピカソがデザインした陶器作品に焦点を当てた展覧会が、5月31日まで大阪 NUKAGA GALLERY OSAKAにて、続いて6月8日から29日まで東京 NUKAGA GALLERYにて、2会場で巡回開催される。
 
20世紀を代表する芸術家として誰もがその名を知るパブロ・ピカソ。その制作活動は驚くほど広く、平面の絵画のみならず立体的な彫刻の分野にも関心を寄せていた。
1937年の大作 ゲルニカで世界的な芸術家としての地位を確立したのち、60歳代のピカソは、南フランスのヴァロリスで陶芸の魅力に出会う。そこでは、油絵具とは全く異なる焼成の加減や釉薬の発色など、初めて扱う素材に苦心しながらも、ヴァロリス・マドゥーラ窯の陶工の技術とピカソの大胆な発想によって独自の作品群が生み出された。それらは、絵画や彫刻といったジャンルを超越したひとつの芸術として確立され、同時代の日本の陶芸家たちにも注目された。
 
本展では、1940年から60年代のピカソの陶器など立体作品を中心に、油彩や版画作品を紹介。没後40年以上を経た今なお、世界で愛され一層の注目をあつめるピカソの陶器作品を一堂に鑑賞できるまたと無い機会となる。

 

 
パブロ・ピカソ / Pablo Picasso (1881-1973)


スペイン マラガ生まれ。アンダルシア地方の工芸学校で美術教師であった父親の指導の下古典的様式の絵画を学び、1897年「科学と慈悲」がマドリードの国展で佳作、マラガ地方展で金賞を受賞した。マドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーに入学するが、アカデミズムの教育に満足できずに中退。1900年に友人のカサヘマスとともにパリに向かう。その後パリに住みながら、青の時代、バラ色の時代、アフリカ彫刻の時代と呼ばれる画風の変遷を経て、ジョルジュ・ブラックと共にキュビズムの創始者として名を馳せた。生涯2回の結婚をし、3人の女性との間に4人の子供がいる。2番目の妻であるジャクリーヌ・ロックはヴァロリスの陶器工房で働いていたころにピカソと出会い、その後結婚してピカソの晩年を支えた。ピカソの作品は油絵、素描、版画と挿絵さらには彫刻や陶器にまで及び、最も多作な作家としてギネスブックに認定されている。

 

パブロ・ピカソ陶器展覧会「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」
 
大阪
会期:2017年5月10日(水)~5月31日(水)
会場:NUKAGA GALLERY OSAKA
住所:大阪市北区西天満5-8-8 2F
TEL:06-6362-1038
開廊時間: 10:00~18:00 ※日曜のみ休廊
アクセス:JR 大阪天満宮駅 徒歩5分
     地下鉄谷町線 南森町駅(1番出口) 徒歩3分

 
東京
会期:2017年6月8日(木)~6月29日(木)
会場:NUKAGA GALLERY
住所:東京都中央区銀座2-3-2 3F
TEL:03-5524-5544
開廊時間:10:00~18:00 ※日曜のみ休廊
アクセス:JR 有楽町駅(中央口) 徒歩5分
     東京駅(八重洲南口) 徒歩10分
     東京メトロ 有楽町線 銀座1丁目駅(3番出口)徒歩1分
           丸の内線・銀座線・日比谷線 銀座駅
           (C6・C8・C9出口)徒歩4分
           銀座線 京橋駅(2・3番出口)徒歩5分

 
入場料: 無料
 
イベント:オープニングレセプション 参加費無料
     大阪 2017年5月10日(水) 17:00~
     東京 2017年6月8日(木) 17:00~
 
NUKAGA GALLERY
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情報元:NUKAGA GALLERY