[マドリード] 日本文化芸術・日本スペイン友好親善公演 音楽劇「かぐや姫」& 日本歌曲とサルスエラコンサート

 
2024年3月7日 (木)、日本サルスエラ協会主催による音楽劇「かぐや姫」、そして日本歌曲とサルスエラコンサートが、マドリード・ヘスス・マエストロ公立語学学校にて入場無料で開催される。
　
スペイン・マドリードで生まれた伝統舞台芸術 “サルスエラ” を日本に紹介するために2001年に設立された日本サルスエラ協会は、スペインと日本の国際友好親善と、芸術で世界を繋ぐ文化外交を目的として、サルスエラの本邦初演、全曲上演、コンサート及び講座を行っている。
　

 
今回マドリードでは、日本文化芸術・日本スペイン友好親善海外公演として、2部構成で開催。
　
第一部：音楽劇「かぐや姫」
　
日本語上演・西語字幕 (上演時間60分)
千年前に書かれた日本文学史上、最も古くミステリアスな作者不明の物語。
竹から生まれたかぐや姫と翁との絆、求婚者たちとのユーモラスな駆け引き、帝との愛、情緒あふれるストーリー。日本の作曲家によるオリジナル音楽と舞台と映像の融合、美しい平安の屏風絵など、日本の文化芸術に触れることができる。

 

 
第二部：日本歌曲とサルスエラコンサート
　
日本で最初に書かれた歌曲や、オノマトペ (擬音) を使った楽しい歌、日本を代表する作曲作詞家の名歌をお楽しみ頂ける第二部。癒しの効果もあると言われる、日本語に秘められた美しい響きを感じていただける。
皆で「日本語で歌おう！」のコーナーや、スペインの伝統的な歌である”すみれの花売り娘”や、サルスエラ”La Verbena de la Paloma”、”El Huésped del Sevillano”、”Madrid”なども披露される。 (40分)

 

 
桜田ゆみ:ソプラノ、俳優、脚本家、放送作家、演出家。
武蔵野音楽大学卒業後、1992年から1997年にスペイン留学し、Escuela Superior de Canto de Madridにてオペラ、サルスエラ、演劇を学ぶ。2001年スペインと日本の友好の絆を深め、芸術を通じた文化外交を展開することを目的に、日本サルスエラ協会を設立。日本初演や駐日スペイン大使館招聘『ルイサ・フェルナンダ』カロリーナ役など、数々のサルスエラで主演を務め、2017年にはスペイン国王王妃両陛下の訪日に際しフェリペ6世に謁見。2023年、在パナマ日本国大使館主催で音楽劇「かぐや姫」を初演。スペイン語圏に日本の歌や物語を紹介する海外公演を行う。インスティトゥト・セルバンテス東京、東京藝術大学でサルスエラ講師を務める。日本サルスエラ協会代表理事。
　
小野勉:テノール
第12回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位入賞。東京フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、アンサンブル金沢、名古屋フィルハーモニー交響楽団、他オーケストラと共演。「ルイサ・フェルナンダ」ハビエル役、「聖パロマの夜祭り」ドン・イラリオン役、「人騒がせな娘」「ラ・グランビア」など、多くの日本初演のサルスエラに主要な役で出演。
　
ビデオ出演のみ
小林 滉三：作曲家、指揮者、ピアニスト。
東京藝術大学作曲家卒業。在ボリビア日本国大使館、在パナマ日本国大使館主催による日本文化週間にて音楽劇動画「かぐや姫」「古事記・いなばの白うさぎ」「那須与一」で作曲、編曲、ピアノ演奏を担当。

 
情報元：日本サルスエラ協会