[スペイン] カンヌ国際映画祭4冠『ドライブ・マイ・カー』スペイン公開

原作：村上春樹 × 監督：濱口竜介
映画史を書き換える至高の179分
新たなる傑作の誕生

数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹による短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』が、2022年2月4日よりスペインにて公開される。
　
第74回カンヌ国際映画祭では、日本映画として史上初となる脚本賞を受賞した他、国際映画評論家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、全4冠獲得の偉業を果たした。さらに、1月9日に発表された2022年ゴールデングローブ賞では非英語映画賞を受賞し、日本映画として市川崑監督の「鍵」以来62年ぶりの受賞となった。
　
妻を失った男の喪失と希望を綴った村上春樹の短編作品に惚れ込み映画化を熱望し、自ら脚本も手がけたのは、世界が注目する濱口竜介監督。これまで、カンヌ (『寝ても覚めても』コンペティション部門出品)、ベルリン (『偶然と想像』銀熊賞受賞)、ヴェネチア (共同脚本作『スパイの妻』銀獅子賞受賞) など世界三大映画祭を席巻している。
　

あらすじ
妻との記憶が刻まれた車。孤独な二人が辿り着く場所──。
俳優であり演出家の家福は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきだった。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかで、それまで目を背けていたあることに気付かされていく──。
　
原作：村上春樹 / 監督：濱口竜介 / 2021年 / 179分
出演：西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいか