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1月26日、マドリードの Platea Madrid にて「日本食の日」アワードの授賞式が開催された。この表彰は、2015年度からワシントンD.Cなどで実施されているもので、今回のマドリードが欧州では初の開催地となる。
 
Taste of Japan Honorary Awardは、海外各国において日本食の普及のために、日本食材を積極的に使用・販売展開し、日本食の素晴らしさを多くの人々に伝え、また関係者とのコミュニケーションを図り、さらに地域での食教育を考えていく、そのような有意義な活動を行っている「人」「団体」に対し、その功績を讃えることを目的とし、受賞者は開催地に設置したTaste of Japan協議会の審査により決定する。
今回の選考ポイントは、(1) 日本食材を積極的に使用・販売する事業者、(2) メディアで積極的に日本食普及に貢献するオピニオンリーダーとし、次の6部門ごとに一名 (あるいは一団体) を選出した。
 
今回Taste of Japanスペイン日本食協議会により表彰を受けた個人と団体は下記の通り:
 
日本料理・日本人シェフ部門
受賞者:岡添将人(懐石レストラン「IZARIYA」シェフ)
マドリードで本場の土佐の味を紹介する懐石料理店「座屋 (IZARIYA)」のシェフ。
高品質な日本産食材と高い技術から生まれた料理で日本料理の哲学をスペインに伝える。
 
スペイン人日本料理シェフ部門
受賞者:ペドロ・エスピーナ (レストラン「Soy 添」シェフ)
マドリードでいくつかの日本食レストランで修行した後、自身のレストラン「SOY」を開店。スペインにおける日本料理のパイオニア的「板前」。
 
ジャパン・スピリット・レストラン部門
受賞者:ムガリッツ (バスク州)
アンドニ・ルイス・アドゥリスによる実験的で革新的な「世界で最も美しいレストラン」ランキング上位常連レストラン。日本食材や日本酒を積極的に取り入れてきた。
 
インポーター部門
受賞者:TOKYO-YA
1981年にマドリードの初の日本食材店として開店。以来、多様な日本食材の輸入販売を行う。2016年には日本酒専門バーShuwa酒和をマドリードにオープンし、スペインでの日本酒の普及に貢献。
 
著名人部門
受賞者:フェラン・アドリア (エル・ブジ財団代表)
料理界に革命を起こしたエル・ブジのシェフ。2011年に閉店後の現在でも、引き続き多大な影響力を持ち、銀座・壬生とのコラボレーションは (壬生ブリ) 漫画化された。
 
日本食グルメに関する出版部門
受賞者:Norma Editorial
1981年創立のスペインのコミック出版社。「壬生ブリ」や「美味しんぼ」のスペイン語版の出版は、日本料理への関心を高めた。

 
Taste of Japanスペイン日本食協議会について
スペインにおけるTaste of Japanの活動主体。以下の6名がメンバー。松久秀樹 (バルセロナKoy 旬香、オーナーシェフ)、ジャネット・アコスタ (ジャーナリスト、ガストロノミープレス協会会長)、エスメラルダ・カペル (マドリード・フュージョン・オーガナイザー)、パブロ・アロマール (日本酒インポーター)、ロジャー・オルトゥーニョ (日本食普及の親善大使)、ホルヘ・ブレトン (料理人、バスク・クリナリー・センター教授)。オブザーバーとして在スペイン日本国大使館。

 

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テキスト引用:http://www.tasteofjapanspain.es/jp/
画像:ESJAPON.com/ja

 

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