スペインで広がる日本酒の魅力

　
1月27，28日の両日、マドリードにあるスペイン唯一の日本酒専門バル Shuwa 酒和 にて、日本酒の大試飲会が開催された。この試飲会は日本食材専門輸入商社であるTokyo-Ya社の主催にて行われたもの。
　
今回の試飲会では大関、月桂冠、奥の松、男山本店、福井酒造、浪乃音酒造、勝山酒造、南部美人、ヤヱガキ酒造、司牡丹酒造、春鹿、越の誉 原酒造、梅錦、吉乃川、白瀧酒造、土佐菊水の各社の日本酒が供され、レストラン関係者を含む多くの来訪客が美味しい日本酒の利き酒を楽しんだ。
　
スペインでは数十年前に、地元の中華料理店が余り美味しいとは言えない “日本酒” をSakeとして熱燗で来客に供し、それを試したスペイン人が、日本酒はアルコール度数が強くて美味しくないものとのネガティブな第一印象を持ってしまったケースが多い。
　
昨今日本からスペインに輸入されている日本酒は高品質なものばかりで、過去にスペイン市場でお目にかかった粗悪品とは比べ物にならない。またその生産工程で一切動物由来の素材を使用しない日本酒は、ベジタリアンよりもこだわりの強い菜食主義者であるビーガンの人々からの注目も浴びている。
　
日本酒は美味しくないとの間違った印象を持っているスペインの人々に、是非最近の高品質の日本酒を試して頂き、改めて日本酒の世界に興味を持って頂けるよう願ってやまない。
　

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