在スペイン日系企業協会SHACHO KAIがマドリードIFEMA臨時病院へ物資提供などの協力

新型コロナウイルス感染症の被害が甚大なスペインにて、在スペイン日本企業協会SHACHO KAI (社長会) が先導し、会に在籍する日本企業が、マドリードの国際展示場IFEMAを一時的に病院化したIFEMA臨時病院への寄付や様々な物資の提供、協力を行なっている。
　
TOYOTA España (トヨタ) は、医療関係者への法人用車両の提供や、臨時病院へ携帯電話用の外部電源Powerbankを200台寄付している。これにより一人きりで入院している患者が家族とコミュニケーションをとることが容易となった。さらにベッド用のシーツも寄付している。
これ以外にも、トヨタスペインは#YoCedoMiCocheキャンペーンに賛同し、病院への患者の搬送や医師や看護師、その他の医療関係者による在宅訪問などが、より安全かつ迅速に行われるよう法人車両を提供している。
※ #YoCedoMiCoche (私の車をお貸しします) キャンペーン：新型コロナウイルス感染症の流行に直面しているマドリードの医療従事者が車を利用できるようにするキャンペーン
　
BRIDGESTONE (ブリジストン) は、入院患者には荷物を収納するキャビネットやサイドテーブルのない入院患者用に、私物を保管するためのナップザック1000個と毛布100枚を提供。さらに医療関係者とセキュリティスタッフ等の施設へのアクセスや資材運搬を容易にするために2台の車両も提供している。
　　
SUN CHEMICAL (サンケミカル) は、高まる食料供給への需要に伴い、あらゆるタイプの食品パッケージを供給するために工場での生産を週7日体制に拡大し対応している。これにより外出が制限された人々への食料供給がより効率よく行われることが期待される。
　
OMRON Europe (オムロン) は、IFEMA臨時病院を支援するため同社従業員にたいして募金活動を開始。最終的に従業員から集まった寄付金と同額を会社が追加で寄付することになっており、これらは病院にて緊急に必要とされる物資の購入に使用されることとなる。
　

SHACHO KAI (社長会)
在スペインの日本企業協会 Shacho Kaiは、スペイン在日本企業がその10%以上の資本を保有する企業の代表者が参加する非営利団体で、日本企業間の協力を促進するネットワーキングや、スペインに存在する日本関連の機関や日本企業との関係強化をその目的としている。公式サイト

情報元：SHACHO KAI

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